エンジンチェックランプ点灯とエンジン回り?からの異音でお預かりのゴルフ6です。
チェックランプ点灯の原因はマグネットクラッチが断線。
ウォーターポンプからは水漏れが発生していました。
恐らく「ガラガラ」といった異音もマグネットクラッチ搭載のウォーターポンプからの様子です。
ダウンサイジングターボ搭載のこの車両ですがターボが効き始めるまではスーパーチャージャーがパワー不足を補う構造です。
そのスーパーチャージャーへのベルト駆動の連結をウォーターポンプに搭載されたマグネットクラッチが担う形です。
オーナー様にはお見積りの上 OKを頂けましたので作業に入りますがこの作業が中々の知恵と工夫が必要で・・。
まずはファンベルト脱着ですがこれが珍しい構造でダブルオートテンショナー。
ここは下側のテンショナーの操作のみで両方のテンショナーにロックピンをはめてクリアーします。
次に黒いこのカバーが曲者で何とかして4ケ所の爪を外します。
ウォーターポンプを外して
新旧比較です。
以前優良部品でかなりの不良ロットが出たらしくそれ以来当店ではこのウォーターポンプに関しては必ずVW純正品を使うようにしております。
組み上げて
最後にクーラントを補充してのエア抜きですがゴルフはちょっとやり方が変わっていてエア抜きの際にはキャップを締めて圧がかかった状態でエア抜きをします。
ここで診断機でチェックすると!!なんと エラーが発覚!!!
まぁよく考えればわかるのですが原因はコレ。
ヒューズでした。
でもちょっと焦りました(汗)
完了です。
ゴルフ6オーナーさんのお役に立てましたら幸いです。