エンジン不調で入庫のアトレーワゴンです。
1気筒不発のような感じでしたのでまずはその不発シリンダーを特定します。
コイルを他気筒と入れ替えてもプラグを入れ替えても3番気筒が不発。
インジェクターを入れ替えても3番気筒不発・・・。
この時点で嫌な予感はしておりますが・・。
圧縮を計ると2.2kg/cmほどしかありません。
圧縮漏れ確定です。
お見積もりをさせて頂きましたら買取にさせて頂くこととなりました・・。
しかし廃車にするにはもったいないので当店の代車にするために修理致します。
まずは原因追及の為、エンジンをオートマごと下ろしました。
タイミングチェーンを外して・・。
ヘッドを下ろしました。
ここで3気筒の廃棄バルブが欠けている事が分かりました。
排気バルブが問題であると事はプラグホールからエアを吹き込んだ時に漏れがあったため分かっていましたがこれではっきりしました。
問題のバルブを外して
見事に欠けております。
プラグの先が行方不明なのでこの箇所を破損させて破棄側に逃げたのでと思います。
新品のバルブの当たりは全くダメでした。
光明丹の代わりにタッチアップ塗料を使用しています。
当たりがしっかりと出るまで研摩しました。
結果的にバルブ交換で修理完了しました。
結果的に当店代車の為に悪い箇所だけの修理となりましたが結果はエンジン好調です。
アトレーオーナーさんのお役に立てましたら幸いです。