今回ご近所の同業者さんからのご依頼です
バッテリー上がりの車両にブースターケーブルを接続後(パチッとサージ電流が発生したよう)、パワーウィンドウや電動格納ミラー運転席周りのスイッチでの操作が出来なくなったとの事
BCM(ボディコンピューターモジュール)ではないか?と疑われてるようです
そのBCMがメーカー欠品 次回入庫予定が2ケ月後 価格は3万円半ばだそう
ちょっと珍しい車両ですのでリサイクル部品も見つからずにお困りでした
この写真で車種名が分かる人はなかなかのマニアです

ホンダのエンブレムでホンダ車は分かりますが私は初めて見ました
車種名は「クラリティ PHEV」・・。
ネットからの抜粋ですが・・。
「クラリティPHEVは昨年1年間の国内販売台数が68台。今年1月には「1台」の金字塔を打ち立て、2月は6台だったという。絶望的である。ワングレードで価格は598万9500円。」
ホンダさん・・大丈夫ですか??と心配になる車種です。
そりゃリサイクル部品はありませんね。

話を戻すと診断機でのエラーコードは「U0199」と「U1281」ですが
「BCMやメモリーシートユニットがパワーウィンドウスイッチからの通信が受信できない」
といったエラー内容でした。
たしかにエラー内容とサージ電流が原因の場合、BCM破損を疑ってしまいます
ですが推測で高価で2ケ月待ちの部品をおいそれとは交換できません
パワーシートのメモリー機能ですがマニュアルを見るとパワーシート配線とパワーウィンドウ配線の導通を確認せよとの事
現在パワーシートは問題なく作動していますがファイネスの指示通りに確認します

ただこのような配線の導通を確認するにはこんな便利な道具が必要です
この配線工具めちゃめちゃ優秀ですよ
どこにでも売っているものではありませんが、必須工具です




こうやってひたすらユニット間の導通を確認していきます配線間に問題個所は見つかりませんでした
休憩時間も関係なくファイネスとにらめっこして

依頼主の予想のBCMも取り外して分解し基板の状況も確認します






目視では問題なしでした
サージ電流による基板損傷の際は目視でみて分かるほどの「焼け」が発生しているケースがある為でしたが空振りに終わりました。
そんなこんなで最終的に残った故障個所はパワーウィンドウスイッチでした

届いた部品を交換すると

完治しました!
原因が分かればものの1分で交換できる部品で工具もプラスドライバー1本のみ
ただここにたどり着くまでにかなりの労力を要します
一瞬のサージ電流でパワーウィンドウスイッチが壊れることがあるんですね。
でも完治したと事が確認できた途端、これまでに疲れは一気に吹き飛びます
整備士の方々にはご理解頂けると思いますがあるあるですね。

故障診断が9割9分の案件でした
どなかたかのお役に立てましたら幸いです。

















































