ヴェゼルのバッテリー交換のご依頼を頂きました。
その時は簡単に考えていましたが・・・。
OBD2コネクタでバックアップを取りつつ作業は交換作業は完了しました。
しかし交換後すぐにアイドリングストップの警告灯が点滅・・。
診断機で確認すると
「P154A」(バッテリセンサ故障)
「 P154B」(バッテリセンサ特性異常) の2つのエラー。
しかもこのエラー消去が出来ません。
バッテリーの内部抵抗値リセットを実施してもダメ。
まさかバッテリー交換の際にセンサーを壊した??と思いましたが
よくよく調べてみるとホンダ車の場合はOBD2コネクタからバックアップを取ると今回のようなエラーが出るとの事でした。
ではどうすれば良いかというとバックアップを取らずに一度バッテリーのマイナス端子を外します。
30秒ほどしてから再度取り付けてバッテリーの内部抵抗値リセットを実施。
するとエラーは消え 走行しても正常にアイドリングストップも実施されるようになりました。
内部抵抗値リセット方法は
以下の手順を確認し、ゆっくりと確実に操作。
・電気負荷をすべてOFFにする
(オーディオ、ライト、エアコン等を可能な限りOFFにする。)
・イグニッションをOFFにする。
1 イグニッションをACCにする。
(エンジンスタートストップスイッチ車はブレーキを踏まずに1回押す)
2 イグニッションをONにする。
(エンジンスタートストップスイッチ車はブレーキを踏まずにもう1回押す)
3 エンジンを始動させる。
(エンジンスタートストップスイッチ車はブレーキを踏んでもう1回押す)
4 エンジン始動後、約1分間アイドリング保持
5 イグニッションをOFFにする。
1~5の操作を4回以上繰り返します。
以上で終了です。
簡単に書かれていますが実際には10分ほど時間を要します。
今回はちょっと焦りましたが同様のエラーでお困りの方のお役に立てましたら幸いです。