アイドリングストップ機能付きのボルボ V40 D4です。
ある日信号待ちでアイドリングストップしたままエンジンがかからず
そのままディーラーさんにレッカー入庫され
その際はどこかのボルトが緩んでいたらしく
そのまま「締めときましたから」と返されその後再度
信号待ちでエンストし またもやエンジンがかからず・・。
再々度ディーラーさんへレッカー入庫となりました車両です。
その際にすぐに
「セルモーターが駄目だからセルモーターを変えましょう」との回答で
なかなかの高額見積もりだった為
ご友人様からのご紹介で当店にお越し頂きました。
色々とお話をお伺い致しますと
ディーラーさんでの対応にも色々とご不満もあるご様子でした。
そういった経緯でご入庫頂きました。
まずは本当にセルモーターが駄目なのかをお調べするために診断機にて
アイドリングストップの回数はこれまでのに約81.600回・・。
これは確かに使用回数としては高いようです。
走行距離は約96.000kmですので仕方がないかも知れませんが
ここは国産車のようにある程度の回数に達した時点で
アイドリングストップを停止するかメーター内に警鐘を鳴らしてほしものです。
オーナー様には状況をご説明して見積もり
(ディーラーさんでの約2/3でのご予算で交換可能でした。)
OKを頂きましたので交換します。
ボルボはセルモーターが2本で止めれていることが多いのですがこちらの車両は計4本で止められている上 非常に狭く取り外しの時点から難航しました。
狭い隙間からナントカして外します・・。
外れました。
新旧比較です。
新品セルモーターはフランス製でした。
外れたのだから取付も出来るはずですが部品を破損させてしまいそうでしたのでアッパーホースは外しました。
そして取付完了です。
腑に落ちないのはセルモーターを交換後にリセット項目が診断機になかったことです。
通常セルモーターの劣化具合をカウントするためにカウンターがあり
という事は交換後にリセットが必要だと思うのですがどう探してもリセット項目が見つかりませんでした・・。
ボルボ オーナーさんのお役に立てましたら幸いです。