先日エンジンの始動性が悪いとのことでお預かりしたタイタンです。
原因がプライミングポンプからのエア吸いだったのでそのポンプASSYと燃料フィルターを交換したのですがその数日後エンジンより何かが漏れているとのことで確認すると・・・。
燃料ポンプからの燃料漏れでした。
プライミングポンプ交換で正常な圧力を保てるようになったことで
これまでなんとか耐えていた燃料ポンプが悲鳴を上げ結果燃料が漏れだしたようです。
漏れの箇所はここです。
燃料ポンプの展開図を確認するとポンプ内のOリングは供給部品でした。(嬉!)
ですので噴射ポンプを取り外します。
1番気筒の圧縮上死点から30度の位置にフライホイールを回転させて・・。
クランクボルトは38mmで空間がありませんのでフライホイールを回転させます。
フライホイールにDCの刻印が2か所ありますが30の刻印に合わせます・
取り外した際に噴射ポンプの切り欠きを確認。
合っていなければ30度なのは4番気筒なのでご注意下さい。
噴射ポンプを分解します。
エンジン型式はSLでノンターボです。
問題のOリングがこちらです。
新旧比較すると、完全に痩せていました。
ここまでは簡単ですが組み立てが問題でした。
バネの位置と組み方が非常に難しくここだけで1時間ほどかかりました・・。
ホルダピンもバラバラになり少し途方にくれましたがなんとか元の位置を探り出し・・
このように組み上げます。
(写真を撮り忘れましたので図でご覧下さい。)
ブログではあっという間ですね。
組み終わった噴射ポンプを組み付けてエア抜き。
エンジンを始動して修理完了しました。
年内に間に合いほっとしました。
タイタンの噴射ポンプからの燃料漏れにお悩みの方のお役に立てましたら幸いです。