故障の原因は何か?
原因があって結果(故障)があると思うのですが今回はちょっと府に落ちない内容ですがどなたかのお役に立てればと思い掲載致します。
エンジンチェックランプが点くが特に不調は感じられないマツダ車です。
翌日もエンジンのチェックランプは点灯しっぱなし。
診断機でのエラーコードは・・
「P2177 燃料噴射制御系統:走行時空燃比リーン(B1)」
以前にも同様のエラーコードの車両の修理がありその際はO2センサーが原因だったのですが今回も同じだろうとたかをくくっておりました・・。
O2センサーをモニタリングしながら試運転を繰り返すもセンサーの動きは正常・・・。
にもかかわらず消去したはずのエンジンチェックランプは点灯!!
今回は別に原因がありそうでイチからチェックすることに・・。
「走行時リーン」ということからエア吸いの可能性は薄いかと思いまして後回し。
エアフロセンサーが疑わしくファイネスにて確認するも正確な点検数値が拾えずじまい・・。
アクセル開度に対して同じように吸入空気量も変化しております。
数値で確認するも特に問題があるとは思えない様子・・。
ですがデータモニタを見ているとちょっとおかしな数値が??
アイドリング時です。
ちょっとアクセルを開けた状態です。
分かりますでしょうか?
燃料補正量が14.84%に張り付くんです!!
燃料フィードバック補正値を足すとかなりのリーン状態です!
これでは確かに走行時(アクセルON)でリーンを検出されるはず。
この事に気付いて間もなくして奇跡的な事が起きました!!
まさに同じ型にお乗りのお客様から板金見積りのご依頼のお電話を頂いたのです!!
もちろんお見積りは大歓迎ですしお願いしてエアフロセンサーのデータを取るためにお車をお預かりさせて頂けることに!!
早速センサーの誤差や動きをチェックすると・・。
やはり原因はエアフロセンサーでした!
念の為ご了解を頂きましたので組み替えてチェックすると不具合が移りました!
やっと原因が掴めましたのであとは部品交換で修理完了ですがなぜ張り付いたのかはいまだに分かりません・・。
後々の課題が残ったままのすっきりしない整備でした・・。
早良区U様のおかげで凄く助かりました。
いつもありがとうございます!!
御礼に板金のお見積りを業販価格にさせて頂きました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。
どなたかのお役に立てましたら幸いです。