アーバンオート福岡 記録簿

日々の整備記録です どなたかのお役に立てますように

ボルボ V40 スロットルボディ故障?

エンジンのチェックランプが点灯して速度が50kmほどしか出なくなったとの事でお預かりのボルボ V40 クリーンディーゼル車です。

フェイルセーフに入ったのでしょうね。

エラーコードを確認しますと

P200900 インテークマニホールドランナーコントロール系エラー

P158977 スロットル制御不能

P210100 スロットルアクチュエーター「A]制御モーター故障等

恐らくですがインマニやスロットルボディ関連にススが詰まっている様子です。

ディーラーさんではかなり高額な部品交換によるお見積りだったとの事です。

ただ今回もしかしたら詰まっている内部を清掃することで直る可能性もありますので

まずは分解清掃させて頂くことになりました。

結構な部品を外していきます。

インマニを外すと

予想通りの詰まりっぷりでした。

P200900 インテークマニホールドランナーコントロール系エラーのエラーはおそらくこのインマニ内部フラップがススで制御できなくなったようです。

エンジンブロック側もススだらけでした。

スロットルの動きを邪魔するほどのススが固着していました。

EGRからの配管もこんな状態でした。

ここから出来る限りススを取り除きます。

ゴソッと取れます。

開始1分でもこれくらい取れました。

清掃後です。

ここまで綺麗に仕上げます。

これで直ると良いのですが・・・。

祈る気持ちで組み付けます。

次回に続きます。

 

後で分かる事ですがこのスロットルボディの状態で故障がもう確定していました・・。

RK5 ステップワゴン セルモーター分解 最安修理方法

何度かに一度しかセルが回らないほど劣化?しているであろうセルモーター

通常であればリビルト品などに交換するのですが・・。

なんと3ケ月後に新車が納車予定との事。

 

そこでなんとか3ケ月もつ修理方法を考えました。

まずは中古セルモーターへの交換。

色々と調べてみると中古品でも11000円ほど。

中古品でですのであと3ケ月もてば良いとしても少々不安は残ります。

 

色々と調べてみるとセルモーターの内部部品だけを出品している業者さんを見つけました。

そこで今回は最安にて修理する方法をとりました。

ブラシ部分のみ交換です。

専用品がネットで流通しております。

商品が到着しましたので

まずは現車からセルモータを外します。

RKのステップワゴンはちょっと大変です。

悪名高いミツバ性です。

故障率が高いそうです。

ただし突然死するものではなく段々と悪くなる分、マシな気がしますが・・。

分解すると予想通りの状況でした。

ここから清掃しながら組み上げていきます。

ブラシのみではなく接点もついてくるのでここまで交換するとほぼリビルトと同じものとなります。

簡単に見えるかも知れませんが中々大変な作業ですよ。

組み上げて完了ですが車両へ組み付けるのもちょっと大変です。

日がくれましたがなんとか完了です。

数回に一回しかセルが回らなかった原因はここです。

接点が摩耗して段差が出来ていました。


以上 部品代金6500円で最安修理のご案内でした。

(身内の修理の為 工賃無料です・・・。疲れました。。)

腕に自信がある方のみDIYにてチャレンジして下さい。

本当に大変ですので・・・。

フィアット キスポイントキャリブレーション

車検でお預かりしておりますフィアットですがオーナー様曰くクラッチのつながりが若干滑っている感じがあるとの事で確認していきます。

エラーコードは無し

オキュームレーターも正常でした。

ここからはクラッチポイント、クラッチミートポイント(キスポイント)を調整します。

キスポイントってちょっとロマンチックな呼びかたですね。

調整後にオーナーさんから喜びの連絡を頂けました。

最悪はデュアロジック本体またはクラッチの交換が必要かと思われていたらしく調整のみで不具合は解消しました。

たったこれだけの作業で不具合が解消できたことが非常に嬉しい事案でした。

今日はとても良い日です。

 

たまたまですが工場内でアウディのA7が2台並ぶ風景も中々です。

これからもフィアットオーナーさんのお役に立てましたら幸いです。

ポルシェ マカン 修理

当店では初入庫の車種ですがポルシェのマカンです。

中々の迫力でカッコいいお車ですね。

メーター内にたくさんの警告灯が点灯したとの事でご相談頂きました

 

エラーコードもたくさん拾えました。

ただしこの場合、原因はコレ。

スピードセンサー。

ABSセンサーとも呼ばれる部品ですがポルシェ純正で片側8000円程度で比較的良心的な価格でした。

今回は左右共にエラーを出しておりましたが片側だけのエラーでも

基本的に左右交換必須となります。

と部品商さんに教わりました。

交換は簡単です、交換後にリセットして試運転してエラーがないことを確認して完了です。

それにしてもカッコいいお車です。

マカン オーナーさんのご参考になれば幸いです

フィアットパンダ デュアロジックオイル交換

フィアットパンダ デュアロジックオイル交換のご依頼を頂きました。

排出前です。

最初に診断機にてアキュームレーターの圧力を抜きます。

排出するとかなり黒く、使い込まれていたオイルが出来てました。

真っ黒でした。

新油はこんな色です。

この抜いては入れ、抜いては入れを数回繰り返します。

写真では分かりずらいかと思いますがかなり綺麗になりました。

デュアロジックオイルは定期的な交換が必要かと思います。

フィアットオーナーさんのご参考になれば幸いです

ベンツ トランスポーター ATF交換

同業者さんからのご依頼です。

ベンツ トランスポーター オートマ・フルード交換です。

 

変速ショックがかなりゴツン!とくる感じでフルード交換で何とかなるか?とのご依頼です。

適合オイルと交換方法はマニュアルを取り寄せておりましたので作業開始です。

ちょっと古めかしいオイルパンですね。

お持ち込み頂きました油脂類等一式です。

真っ黒に汚れておりました。

ストレーナーも交換します。

この型式の車両には磁石は付いていないんですね。

2回目の排出オイルです。

3回目にしてかなり綺麗になりました。

ここから期待を込めてSOD-1を添加します。

最後にレベル調整にて完了です。

試運転しますとゴツン!の変速ショックがコツン!となりましたが交換後すぐですので馴染んでくるともう少しショックが緩和されると思います。

 

ベンツ トランポーターオーナーさんのご参考になれば幸いです。

開かない給油口 アウディA7スポーツバック

それはいきなり訪れます。

給油口が開かないんです・・・。

ガス欠寸前であれば途方に暮れる故障です・・・。

この車両はアウディ A7スポーツバックですがアウディVWであれば多く採用されていますシステムです。

 

エマージェンシーコードもトランク内にありますがこれが全く役に立たない事もしばしば・・・。

ただ幸いに修理は簡単で費用も比較的安価です。

赤いコードがエマージェンシーコードです。

電動ロックモーターを交換します。

価格は純正部品でも8000円ほど

交換後はこんな感じです。

指でくいっと回りながら

入りますが

初年度から8年経過または8万kmほどで突然死するモーターですのでそろそろかな?で交換しておくのもアリな部品かも知れません。

そうでなければ燃料は半分減った段階での給油がおススメです。

 

アウディVWオーナーさんのご参考になれば幸いです。