アーバンオート福岡 記録簿

日々の整備記録です どなたかのお役に立てますように

JZS160 アリスト エンジン吹けず入庫

お客様からの電話で「エンジンが吹けずに走行できなくなった」とご連絡を頂き積載車で現場へ向かいました。
現場へ到着しエンジン周りを確認しましたが目視では外観特に異常なし。
 
が、おっしゃるとおりまるでエンジンが吹けません。ベタ踏みでやっと車が動く程度。
 
VSC、TRCランプ+エンジンチェックランプが点灯しておりますのでなにかしらの異常があることは間違いないようです。
 
お近くのお客様でしたので積載車でご自宅までお送りし 工場へ。
 
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早速 TPM1000 マルチコードリーダープラス にて診断。
 
「アクセルセンサー レンジ外れ」 アクセルセンサーかぁぁぁ・・・。高そうですねぇぇぇ これ。
 
いえ、コードリーダーだけの診断ではまだ決まったわけではありません・・でスロットルボディを外します。
 
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これは脱後のエンジンです。
 
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でエラーが出ていた部品がこれ↓
 
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これ、こんなんしておりますが新品部品価格 25.900円(税抜)。
 
おいそれと注文できません。「絶対にココ」と確信を持てぬ内は・・・。
 
ここで整備振興会のネットに接続し整備書とにらめっこ・・・・・。
 
あれこれトラブルシューティングし続けて数十分・・・。
 
正式名称は「スロットルポジションセンサー」で単体点検の結果 抵抗の基準値から外れておりました。
 
VCからE2までの抵抗 基準値は1.2から3.2kΩ(20℃)
 
で実数値は  ・・・・1.08kΩ・・・・ 微妙です・・・。
 
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「絶対にココです」・・。とは言い切れない数値ではありますが・・・。
 
まずは中古良部品をと日頃お世話になっております解体屋さん(中古部品屋さん)に在庫確認。
 
「ああ、確認しましたがそれ今切らしております。スミマセン」・・・いやな予感・・・。
 
いや、まだまだ・・とあてのあるところ全て電話するも・・・。
 
・・・結果日本全国のネットワークで探しましたがどこにもありませんでした。
 
私個人的に「玉数豊富な車種なのに・・・在庫のない中古部品=信頼性のない部品」なので、
 
お客様に全ての経緯を説明し、新品部品での修理で同意頂き部品を注文。
 
到着は明日です・・・続く。